2010/04/13
昨年リリースしたアルバム『THE CROW: NEW SONGS FOR THE FIVE-STRING BANJO』がグラミー賞を獲得する大成功を収めたSTEVE MARTINが、この夏に次のアルバム・レコーディングを計画していることがわかった。
MARTINはBillboard.comとのインタビューで、TONY TRISCHKAのプロデュースのもとでツアー・バンドのTHE STEEP CANYON RANGERSと共に8月にもスタジオ入りする計画であること、そしてアルバムを2011年初頭にリリースする目標であることを明らかにした。すでに満足できる11曲が出来上がっており、最終的にはトータルで12〜13曲ほどを収録するつもりだと語るMARTINは、アルバムの全体像について「前作よりもブルーグラス色が少し強い作品になると思う」とコメント。さらに前作よりも“経済的”に仕上げる予定で、ゲストの数は少なく、レコーディング・セッションも人里離れた土地で行うと語っている。
収録曲はすべてオリジナル作品で、MARTINいわく「僕はオリジナル以外の曲をやるつもりはないんだ。自分が他人の曲をカバーするなんてとても考えられないし、カバーされる曲だって僕よりもずっとうまいシンガーに歌ってほしがると思う。僕が音楽界に貢献できることは、ただ曲を書くことだけさ。時には限界を感じて“もう書けない!”と思うことだってある。でもそんな時は休暇旅行に出掛け、旅先でバンジョー片手に曲を書けばいい」のだそうだ。
そんなMARTINは、来週4/19(月)のデトロイトを皮切りに新たなツアーに突入し、6/11にはBONNAROO MUSIC FESTIVALに出演することも決まっている。また、これまでのツアーでも「JUBILATION DAY」、「IGNITION」、「GO AWAY, STOP, TURN AROUND, COME BACK」、インスト楽曲の「HIDE BEHIND A ROCK」、そしてゴスペル曲の「THE ATHEIST SONG」など複数の新曲を披露してきており、その中の「JUBILATION DAY」がニュー・アルバムのタイトルになる可能性が高いとのことだ。
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